「憎むのは簡単だが…」大谷翔平所属ドジャースへの批判はお門違い!? 後払い続出も「それほど有利には…」【海外の反応】
2025/01/09 NEW
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大谷翔平 最新情報
大谷翔平選手はロサンゼルス・ドジャースと10年総額7億ドル(約1106億円)の超大型契約を結んでいるが、その大半が後払いになっている。同様に後払いが含まれた契約を結んでいる選手はドジャースに多く、公平性に欠けるとして物議を醸していた。しかし、米メディア『ESPN』のジェフ・パッサン記者は、不当な非難であると指摘している。米メディア『アウトキック』が報じた。
大谷の契約金の97%に当たる6億8000万ドル(約1074億円)が後払いになったことで、ドジャースは昨オフに積極的な補強が可能になった。また、フレディ・フリーマン内野手やムーキー・ベッツ内野手などの既存の選手と、今オフに獲得したブレイク・スネル投手にも後払い契約が含まれており、後払い総額は10億ドル(約1580億円)以上になっている。豊富な資金力があってこその契約であり、資金力に乏しい球団にとっては不公平に感じるかもしれない。そのため、同メディアは「ドジャースは野球界の悪役となった。かつてニューヨーク・ヤンキースが担っていた役割を担い、ドジャースはその驚くべき強みを生かして毎年最高のチームを作り上げてきた」と報じている。
しかし、パッサン記者は「契約を後払いにしたところで、それほど有利にはならない。チームは最終的な支払いに備えて多額の現金を蓄える必要がある。延期は戦略ではなく手段だ。ドジャースの戦略は、高い潜在能力を持つ人材を大量に獲得し、層を厚くして補充し、ファームシステムが常に選手を送り出せるようにし、堅実な組織運営で大きな財政的優位性を最大限に高めることだ。憎むのは簡単だが、それはまさに、他のチームもやるべきことだろう」と述べ、不当な非難であると指摘した。
この発言を踏まえ、同メディアは「ファンが怒りをぶつけるべきは、マイアミ・マーリンズだ。ドジャースほどの資金力はないが、新規契約にゼロを増やすほどの余裕は間違いなくある。また、マイアミはシンシナティ・レッズやクリーブランド・ガーディアンズに比べて小さな球団ではない。彼らは野球を台無しにしている。なぜなら、彼らは挑戦すら拒否し、競争よりも利益を重視しているからだ。ドジャースは正反対のことをしている」とし、「各チームがドジャースのモデルに従わないのは、できないからではなく、従うのが怖いからだ」と結論づけている。
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