ドジャースの注目は”BIG3″だけじゃない!? 世界一球団が誇るプロスペクトを徹底解析!【コラム】
2025/01/25
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2024年オフも積極的に補強を行い、ワールドシリーズ連覇へ向け着実に歩みを進めているロサンゼルス・ドジャース。投手陣、野手陣共に厚い選手層を誇るドジャースだが、傘下マイナー組織にも将来の中心選手として期待される選手が多く在籍している。そこで今回は、ドジャースの注目プロスペクトを紹介したい。(文:Eli)
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今季デビューが予想されるトッププロスペクト2人
ダルトン・ラッシング(捕手/外野手 23歳 3A, BPランク: 全体22位,傘下3位)
ダルトン・ラッシングは2022年ドラフトで2巡目全体40位指名を受けてロサンゼルス・ドジャースに加入。打者としては卓越した長打力があるわけではないが、全体的に完成度が高く、コンスタントにハードヒットを打てる能力と平均以上の出塁能力がある。
2024年はマイナー通算114試合のうち37試合を3Aで過ごし、出塁率.396、wRC+128、9HRを記録。キャッチャーとしては経験不足感が否めないが、送球能力は高く、マイナー時代を通して改善が見られ、メジャー平均レベルの守備力まで成長しているとされる。
2024年から10年契約を結んだウィル・スミスが当面はキャッチャーを埋めることが予想され、ドジャースは24年シーズンからラッシングをレフト起用し始めた。
ブランドン・ゴームスGMによれば、ラッシングはスミス、バーンズ、フェドゥーシャに次ぐ第4捕手として、加えてその攻撃力を活用するための外野手としての2つの役割で併用する予定だという。
アレックス・フリーランド(遊撃手 23歳 3A, BPランク: 全体82位, 傘下5位
アレックス・フリーランドは2022年ドラフトで3巡目全体105位指名を受けてドジャースにやって来た。
スイッチヒッターのフリーランドはシーズン20HRに乗せるだけのパワーと平均以上の選球眼を持つ。ショート守備ではスピードは平均的だがセンスがあり、レギュラーでショートを張れるほどの守備力があるとされている。
2023年は1Aで106試合に出場し、wRC+103と若干つまずき評価を下げたが、2024年は開幕から打撃好調をキープし、1Aから2A、8月には3Aに到達した。3Aでは三振率26.8、wRC+85と少し苦しんだが、来季はどのような成長を見せるだろうか。
来季のドジャースにはショートにムーキー・ベッツがいるが、年齢や身体への負担的に長期的オプションとは考えられないため、フリーランドがどこかで起用されるかもしれない。
また、サード守備もこなせるため、34歳で契約が切れるマックス・マンシーの後釜として来季から起用することも選択肢の一つだ。