ドジャースの注目は”BIG3″だけじゃない!? 世界一球団が誇るプロスペクトを徹底解析!【コラム】
2025/01/25
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ザイヒル・ホープ(外野手 19歳 1A, BPランク: 全体8位,傘下1位)
ザイヒル・ホープは2024年1月、ロースター整理の一環で行われたマイケル・ブッシュを中心とするトレードで、シカゴ・カブスからドジャースに加入した。
ホープはスカウトが集まる場にあまり顔を出さなかったことから2023年ドラフトで11巡目全体326位と低い指名を受けたが、このドラフトでは「最も興味深い予想外候補」と評価された。
その評判通りドジャース加入後にぐんぐん評価を上げていった。BPの最新ランキングではドジャース傘下1位評価を受けている。
19歳ながら既に打球初速110マイル(約177キロ)を記録できるパワーとスピードが高い評価を受けていて、ボール球を追いかけてしまう傾向をなくせば、将来的には球界全体15位程度に食い込める才能があるとされている。
2024年末に行われたアリゾナフォールリーグ(AFL)では23試合の出場で5HR、OPS.747と才能の片鱗を見せた。
エリック・スワン(右先発投手 23歳 1A, BPランク: 傘下8位)
エリック・スワンはトレイ・ターナーをFAで失った際の補償指名権で2023年ドジャースから4巡目全体137位指名を受け加入した。
スワンもホープと同様AFLに参加し4試合登板で防御率5.19と見た目は良くないが、ある試合で2.0回12空振り4奪三振という働きを見せ注目を集めた。BPのランキングではドジャース傘下8位の評価を受けている。
スワンの最大の特徴はAFLで少ないサンプルながら平均97マイル(約156キロ)、最速99.4マイル(約159キロ)に達するフォーシームで長いイニングを投げてもこの球速水準を維持できれば評価は大きく上がるだろう。
変化球はスライダー、スイーパー、チェンジアップを投げ、特にチェンジアップは最速91マイル(約146キロ)と一部投手の速球レベルのモノを投げる。課題は制球力でマイナー1AではBB%14.7と四球が多い。
リリーフ向きとされているが、平均程度のコマンドさえ身に着ければ球威を相まって先発投手として大成できるかもしれない。