ドジャースの注目は”BIG3″だけじゃない!? 世界一球団が誇るプロスペクトを徹底解析!【コラム】
2025/01/25
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ジャクソン・フェリス(左先発投手 20歳 2A, BPランク: 全体52位,傘下3位)
前述のホープと同様にマイケル・ブッシュのトレードでやって来たジャクソン・フェリス。今季は最高マイナー1Aと2Aでプレーし126.2回、防御率3.20、K%27.4を記録した。
レベル別では2AにおいてK%が下がっており少し壁に当たった感じがある。それでもBPのランキングでは全体52位の評価を受けており、潜在能力は高そうだ。
フェリスは左から平均93マイル(約149キロ)、最速97マイル(約156キロ)のフォーシームに加え、落ちるカーブ、スイーパー、チェンジアップをなげる。
特に強靭な下半身を活かした投球モーションから生み出されるフラットなフォーシームが高い評価を受けている。課題は制球力で、マイナーではBB%が2桁に乗っており、投球モーションの一貫性がないことが原因とされている。
チャン・ヒョンソク(右先発投手20歳 1A, mlb.com 傘下16位)
今オフはキム・ヘソンの加入で韓国を、佐々木朗希獲得でも国際FAをにぎわせたドジャースだが、実は1年前にも同じように韓国球界をにぎわせた。
2023年KBOドラフトで全体1位指名を受けたチャン・ヒョンソクは、MLBでの夢を追求するとして指名を蹴り、国際FA選手としてドジャースと90万ドルで契約。アジア選手権で優勝したことにより18-21カ月の韓国兵役を免除され、アメリカへやって来た。
20歳ながらフォーシームは平均95マイル(約152キロ)、最速99マイル(約159キロ)を叩き、193cmと恵まれた身体には更なる力を生み出す力があるとされている。
変化球では平均86マイル(約138キロ)のスライダー、80マイル(約128キロ)のカーブ、チェンジアップを投げる。特にスライダーはメジャーレベルでも平均以上のポテンシャルを持っている。
プロ1年目となった2024年はルーキーリーグと1Aで投げ36.2回、防御率6.14と見た目は非常に悪いが、K%は41.0%と驚異の値を叩き出した。
まだ1試合で長いイニングをなげた経験はゼロだが、今後は先発としての訓練を重ねていくだろう。
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