「台無しにしてない」大谷翔平所属のドジャースを批判するのは間違っている!? 米メディア「給与格差は…」【海外の反応】
2025/02/02
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大谷翔平 最新情報
大谷翔平選手や山本由伸投手、佐々木朗希投手が所属するロサンゼルス・ドジャースは、後払い契約を駆使することで積極的な補強を可能にしている。そのため野球を台無しにしているとの批判を受けているが、一方で消極的なチームにも批判の矛先を向けられている。しかし、どちらも批判するにはまだ早いと、米メディア『ファンサイデッド』が報じた。
ドジャースは昨オフ、大谷と10年総額7億ドル(約1081億円)の超大型契約を結び、そのうちの97%に当たる6億8000万ドル(約1050億円)を後払いにした。同様に後払いを選択しているドジャース所属選手として、ブレイク・スネル投手、ウィル・スミス捕手、タナー・スコット投手、トミー・エドマン外野手、テオスカー・ヘルナンデス外野手などがいる。後払い契約を駆使することで、ドジャースは積極的な補強を可能にしてきた。
その結果、公平性に欠けるとしてドジャースは批判対象になっている。しかし、同メディアは「ドジャースは野球を台無しにしていない…まだ」とつけ、「給与格差は正当な懸念事項であり、NFLやNBAには存在しない。これら2つのリーグとは異なり、メジャーリーグには給与上限がない。多くの野球ファンが長年、給与上限 (および最低給与) の導入を主張してきたが、これは団体交渉協定で取り決めなければならない事項である」と主張した。
一方で、消極的なチームもケチな球団として批判の矛先が向けられることはある。同メディアは「給与は野球チームを成功に導くための一側面に過ぎない。ドジャースのようなチームにとって、大物フリーエージェントを引き付ける豊富な資金力と市場性は有利だ。だが、レイズのようなチームも、優秀な人材をドラフトで獲得し育成してから、その人材の価値が最高に達したときに現金化するという戦略に自信を持っている」と伝えた。
結論として「MLBが次のCBAで、この深刻化する問題を解決するために何らかの対策を講じたとしても驚かない。しかし、ドジャースが (少なくとも) 2度目の優勝を果たすまでは、オフシーズンの支出がスポーツを台無しにしていると断言するのは愚かなことだ。同様に、レイズのようなチーム (極度に倹約的) も野球を台無しにしていない」と綴っている。
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