”打倒ドジャース”のライバル球団は手強すぎる!? どこよりも早いナリーグ球団の成績・スタメン予想を徹底解析!【コラム】
2025/02/08
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アトランタ・ブレーブス
長年NL東地区の盟主であり続けたアトランタ・ブレーブス。2024年はライバルのフィリーズに敗れ、プレーオフでもWCSでの敗退となってしまった。
今オフはプロファーの獲得以外はほぼ動きがないが、近年ブレーブスを支える格安で囲い込んだ若手のコアは健在だ。
野手では特に2023年に54本塁打を放ったオルソン、2021~2023年で毎年MVP投票7位以内に入ったライリーの復活は不可欠だろう。
投手ではサイ・ヤング賞投手のクリス・セールが故障体質に戻らず活躍を続けることに加え、デビュー2年目のシュワレンバック、リリーフからの転向に成功したレイナルド・ロペスの3本柱が活躍すればある程度の勝ちは稼げるだろう。
そして何よりもMVP級の活躍を見せたロナルド・アクーニャ Jr.とスペンサー・ストライダーの復帰と完全復活があれば、2022~2023年の強いブレーブスが戻ってくるはずだ。
ニューヨーク・メッツ
今オフはフアン・ソトの獲得で球界を驚かせたニューヨーク・メッツ。資産価値213億ドルを誇るスティーブ・コーエンの財力と、ミルウォーキー・ブルワーズを地区優勝チームに育て上げたデイビッド・スターンズのコラボによりFA市場で積極的に補強を行い、9人総額9億ドル以上の契約を締結した。
打線はリンドア、ソトをトップに、ニモやウィンカーなど実績ある強打者を揃え、ビエントスやアルバレス、ベイティーなど期待値の高い若手も出場機会を多く得ることが期待される。
一方で、少々不安なのが先発投手陣だ。今オフはマナエアとの3年再契約を筆頭に合計4人の先発投手を補強しているが、マナエアは2024年後半に見せた活躍を維持できるのか、モンタスは2024年防御率4点台後半だったが今季はどうなるのか。
さらに、新加入のクレイ・ホームスの先発転向は上手くいくのか、また5年契約の3年目を迎える千賀晃大は故障無く投げ切れるのか、などそれぞれに不安を抱える。千賀以外は出力の高い投手ではなく、プレーオフで戦いきれるのかという疑問もある。
打線のスター力は申し分ないが、全体的な戦力の充実度ではフィリーズ、ブレーブスよりは劣るため、ワイルドカードでのプレーオフ出場を狙う形になりそうだ。