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「FAは時に残酷だ」大谷翔平、ドジャースとの超大型契約は”異常”!? 現役選手が警鐘「特別でない限り…」【海外の反応】

2025/02/12

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ニューヨーク・メッツとのリーグ優勝決定シリーズに「1番・指名打者(DH)」でスタメン出場するロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手

大谷翔平 最新情報

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手やニューヨーク・メッツのフアン・ソト外野手のように、フリーエージェント(FA)になった後に大型契約を結ぶ選手もいる。FA選手にはバラ色の人生が広がっているように見えるが、実際には茨の道であると37歳のJ.D.マルティネス外野手が明かした。米メディア『エッセンシャリースポーツ』が報じている。

 

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 大谷は2023シーズンオフにロサンゼルス・エンゼルスからFAになった後、ドジャースと10年総額7億ドル(約1064億円)の超大型契約を結んだ。今オフにはソトがメッツと15年総額7億6500万ドル(約1163億円)の巨額契約を結び、メジャー史上最高額を更新している。スター選手の契約金が跳ね上がったことで、ブラディミール・ゲレーロ・ジュニア内野手とトロント・ブルージェイズの契約延長交渉にも影響を与え、難航する要因となった。
 

 
 FA市場の変化により、今後FAになることを選択する選手が増えるかもしれない。同メディアは「ソトと大谷が達成した巨額契約は、フリーエージェントに対する考え方を変えることになるだろう。選手たちがチームに長く留まることを好んだ時代もあったが、ソトと大谷は流れを変え、フリーエージェントになることも利益になることを証明した」と分析している。
 
 しかし、J.D.マルティネスは「ソトや大谷のような特別な選手でない限り、つまりエリートでトップにいる選手でない限り、ディズニーランドのように感じるものも、それ以外の選手にとっては厳しい戦いになる」と警告。続けて「自分より優れた成績を残した選手たちが、自分よりずっと高い給料をもらっているのを見ると、少し自尊心が傷つくのだろう」と述べた。
 
 それを踏まえ、同メディアは「J.D.マルティネスはフリーエージェントの経験が豊富だが、まだ今オフは居場所を見つけていない。ソトや大谷のようにFA選手になって大金を狙う選手は現実を直視する必要がある。法外な金額で契約できるのは、ソトのように打てる一握りの選手か、大谷のようにユニークな二刀流の選手だけだ。チームはビジネスをもたらす選手にのみ多額の投資ができる。大谷はドジャースのグッズ販売をリードしており、それ故にそのような価値に値する。だから、フリーエージェントは時に残酷なのだ」と報じている。
 
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