ドジャースは数字上でも”規格外“…MLBの投手指標を活用して見えた強さの理由は…?【コラム】
2025/02/14
Getty Images

メジャーリーグ 最新情報
解析が日進月歩で進化するMLBにおいては多くの指標が公開されている。米分析サイト『Fangraphs』の指標を集めた表には選手の名前、年齢を含めた394指標が示される。ではこの指標をどう活用すれば、選手の真の能力を解き明かすことができるのだろうか。今回は、ロサンゼルス・ドジャースの投手陣を基に、投手指標について着目した。(文:Eli)
今シーズンのメジャーリーグはABEMAプレミアムで生中継!
[PR]
[PR]
K-BB%
・対戦打席あたりの奪三振割合から対戦打席あたりの与四球割合を引いた指数
対戦打者数を分母にした三振率K%と四球率BB%、そして2つを単純に引き算したK-BB%は選手の能力を測るには強力な指標だ。
よくよく考えればこれは当然のことと言える。奪三振は投手がコントロールできる最も効果的な得点抑止策であるし、与四球は逆に最悪な得点抑止策である。
これを引き算すればある程度投手の能力が見えてくるはずである。事実、2024年サイ・ヤング賞投手のクリス・セールとタリク・スクバルは規定投球回達成投手58人の中でK-BB%が1、2位となっている。
さて、ドジャース先発陣であるが、90イニング以上投げた投手の中で考えるとかなり優秀な投手が並べられていることが分かる。
大谷翔平は長期離脱明け、佐々木朗希はMLBデビューとなるため見通しが立てづらいが、少なくともブレイク・スネル、山本由伸、タイラー・グラスノーのTOP3は故障リスクを捨てればある程度はやってくれそうだ。