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「危ぶまれている」大谷翔平、二刀流復帰は”困難”との声も!? 米メディアが疑問視「持続可能かどうかは…」【海外の反応】

2025/02/19

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ドジャースの大谷翔平

大谷翔平 最新情報

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、2025シーズンに投手復帰を果たす予定だ。しかし、2度目のトミー・ジョン手術を経験したことを考えると、期待に応えるほどの成績は残せないかもしれない。苦戦を強いられることになると、米メディア『アスロンスポーツ』が報じた。

 

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 大谷はロサンゼルス・エンゼルスに在籍していた2018年に最初のトミー・ジョン手術を受け、2023シーズン終盤には右肘靱帯を損傷したことで、同年オフに2度目のトミー・ジョン手術を受けている。その影響で昨季は1度も登板せず、リハビリを行いながら指名打者(DH)に専念した。現在はブルペン投球を行える状態まで順調に回復している。
 

 
 しかし、同紙はタイトルに「大谷が2度目のトミー・ジョン手術後に苦戦を強いられる理由」とつけ、「心強い進展ではあるが、歴史的には2度目のトミー・ジョン手術を受けた投手は、長期的な耐久性と効果を維持するのに苦労することが多いことが分かっている」と指摘した。
 
 科学に関するデータベース『サイエンスダイレクト』によると、2度目のUCL再建手術を受けた31人の投手のうち、少なくとも1試合のメジャー試合に登板できたのはわずか65.4%だという。さらに懸念されるのは、手術後10試合以上登板できたのはわずか42.3%だったことだ。この研究では、2度目のトミー・ジョン手術から復帰した投手は、キャリアが著しく短いことも判明しており、同様の年齢とポジションの投手からなる対照群の平均4.9シーズンと比べて、2度目のトミー・ジョン手術から復帰した投手の平均キャリアはわずか2.6シーズンしか長くないとのこと。投球イニング数も少なくなり、シーズンあたりの投球量も減少する傾向にあるようだ。
 
 これらのデータを踏まえ、同メディアは「過去の歴史によれば、大谷が最高のパフォーマンスを維持できるかどうかは危ぶまれている。投手復帰は5月と予想されており、ゆっくりとスタートするだろうが、投手としてのキャリアが長期的に持続可能かどうかは不透明だ」との見解を示した。今年1年は、大谷が今後も投手としてプレーできるかどうかを見定めるシーズンになるかもしれない。
 
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