ドジャース、データから見る2025年の成績予想は!? 開幕スタメン・個人成績まで徹底分析!【コラム】
2025/02/21 NEW
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ドジャース先発陣の成績予測
もはや”故障しなければ”という文言が全員に当てはまるようになってしまったドジャース先発陣だが、故障は予測できないのでここでは横に置いておく。
成績予測上はサイ・ヤング賞に値する投手はいない。これは6人ローテ採用によりイニング数が他投手より減少するというのもあるだろう。
一方で全体としては非常に強力で、先発投手にfWAR3.0以上が3人(スネル、山本、グラスノー)いるのはドジャースの他にはフィラデルフィア・フィリーズ(フィリーズ、ノラ、サンチェス)だけである。
また、TJ手術により1年以上ブランクがある投手大谷であるが、防御率3.15(10位)、K-BB%(8位)と予測されているのはさすがである。
ダークホースとなりそうなのはTJ手術から復帰するゴンソリンだ。2022年は130.1回を投げ、防御率2.14と結果を残しキャリア初のオールスターにも選ばれた実績がある。怪我の多いメイや、その他若手と比べるとローテ6枚目としては最も信用できる存在だ。
ドジャースブルペン陣の成績予測
これは毎年のことであるが、ドジャースブルペンは数で勝負だ。オークランド・アスレチックスのメイソン・ミラーやメッツのエドウィン・ディアスのような圧倒的クローザーは固定しないとされている。
それでも、ブルペンの上位6人全員がK%25.0以上を予測されている。接戦時のブルペンオプションに事欠くことは無いだろう。
スプリングトレーニングではフィリップスとコペックの調整遅れが報道されているが、マイナーから最速103マイル(約165キロ)右腕のヘンリケス、3000rpm(回転数)のスライダーを投げるカスパリウスが共に昨季末にデビューを果たしており、良い登板機会となるだろう。
ロースター外招待選手では元STLのジオバニー・ガエゴスと元LAAのルイス・ガルシアがいるが、実績的に開幕時点でメジャー登録しない場合、オプトアウトを行使し他球団に移籍する可能性が高い。