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メジャーでも観たかった…ヤクルト、MLBに行かなかった歴代選手6人

2025/03/10

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産経新聞社



若松勉

ヤクルト・若松勉
投打:右投左打
身長/体重:168cm/75kg
生年月日:1947年4月17日
経歴:北海高 – 電電北海道
ドラフト:1970年ドラフト3位
 
 NPB通算打率(4000打数以上)で歴代2位となる打率.319の記録を保持している若松勉。日本球界を代表するヒットメーカーだけに、メジャーでも見たかった選手の1人だ。
 
 北海高校時代には3年夏に甲子園を経験。社会人野球の電電北海道を経て、1970年のドラフト会議でヤクルトアトムズ(現:スワローズ)から3位指名を受けた。
 

 
 プロ1年目から左翼のレギュラーに定着すると、同年は112試合に出場し、規定打席未満ながら打率.303を記録した。
 
 その後は打率3割の常連となり、1978年には120試合の出場で打率.341、17本塁打をマークしてシーズンMVPに選出。チーム初のリーグ優勝・日本一の原動力となった。
 
 NPB通算安打数は2173本、打率3割を12回達成するなど、球界を代表する打者に君臨。晩年は代打でも優れた結果を残し、最後までファンの期待に応え続けた。
 
 当時の時代背景から海外移籍する選手はほぼ皆無だったが、もしメジャーに挑戦していれば、さらなる功績を残していたかもしれない。

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