ドジャース・大谷翔平、投手での完全復活はできる…? 二刀流復帰の行方を徹底考察!【コラム】
2025/03/07
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今後も二刀流を継続するためには…?
大谷が今後も長く二刀流を続けていくには何が必要だろうか。
現在の大谷は並外れた身体能力を活かした圧倒的なパフォーマンスを見せている。打撃では最大、平均打球初速は常にリーグトップクラスでホームランを量産する一方で、投球では100マイル(約160キロ)に達する速球と大きく曲がるスイーパーを武器に奪三振を軸とする投球スタイルをとってきた。
しかし、投打両方においてこのスタイルが今後5年以上維持できるとは考えにくい。例えば、打球初速の権化として有名なジャンカルロ・スタントンは、35歳となった今でも120マイル(約193キロ)の打球を打つ能力を有しているが、毎年のように故障離脱するなど安定性を欠いている。
また、サイ・ヤング賞2度受賞のジェイコブ・デグロムは36歳となり、2度目のTJ手術から復帰した2024年シーズンに平均97.3マイル(約156キロ)と往年の剛速球を見せているが、2021~2023の期間において100イニングを投げた年は無い。
このように、圧倒的な打球初速や球速に頼るスタイルは成績の劣化か故障の多発を招く可能性が高い。大谷が二刀流を長年続けるためには打球初速や球速を追い求めるのは無く、身体的衰えを経験でカバーできるようなスタイルチェンジをしていくことが重要になるだろう。
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