【2025年版】日本人メジャーリーガー、歴代最高年俸ランキング1位~5位【MLB】
2025/03/08
Getty Images
第1位タイ 大谷翔平
最高年俸:3000万ドル(約45億円)
対象年度:2023年(ロサンゼルス・エンゼルス所属)
今や世界のスーパースターとなった大谷翔平。ロサンゼルス・ドジャースと10年総額7億ドルという規格外の大型契約を結んだが、年俸後払いという特殊なケースの為、本記事ではロサンゼルス・エンゼルス時代の3000万ドル(約45億円)でカウントした。
NPB時代から二刀流選手として唯一無二の記録を打ち立て、2018年からエンゼルスへ移籍すると、メジャー1年目から類稀な才能を遺憾なく発揮。
同年は投手として10試合(51回2/3)を投げ、4勝2敗、63奪三振、防御率3.31、打者としては104試合に出場し、打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁をマーク。日本人選手としてはイチロー以来4人目となる新人王に輝いた。
翌2019年は、前年途中に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた影響で打者に専念。新型コロナウイルス感染拡大の影響で60試合制となった2020年は、投打ともに振るわず。オフに2年総額850万ドルでエンゼルスと再契約を結んだ。
2021年シーズンは、”リアル二刀流”でメジャーを席巻。投手として23試合(130回1/3)を投げ、9勝2敗、156奪三振、防御率3.18。打者としては158試合出場で打率.257、46本塁打、100打点、26盗塁、OPS.964と現代に比較対象のない圧巻の成績を記録。
最後まで本塁打王争いを繰り広げ、満場一致でアメリカン・リーグのシーズンMVPに選出。この活躍を受け、メジャーリーグは2022年から”大谷ルール”(投打同時出場した先発投手が降板後も指名打者〔DH〕として出場可能)を新設した。
2022年シーズンは投手として28試合(166回)を投げて15勝9敗、219奪三振、防御率2.33と圧巻の数字をマーク。サイ・ヤング賞の投票では4位に食い込んだ。
さらに打者として157試合出場、打率.273、34本塁打、95打点、OPS.875をマーク。オフには年俸調停を避けて単年で3000万ドル(約45億円)の契約を結び、日本人選手の単年年俸では歴代1位タイに駆け上がった。
2023年は打者で135試合に出場し、打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066、投手としては23試合で132イニングを投げ、10勝5敗、防御率3.14、167奪三振と前人未到の成績を残し、日本人初の本塁打王に輝いた。
2023年オフにドジャースと10年総額7億ドルの超大型契約を結んだが、年俸7000万ドル(105億円)の約98%が後払いとなる特殊な契約に。契約満了となる2033年までは年俸200万ドル(3億円)でのプレーとなった。
打者専念で臨んだ2024年は、159試合出場で打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036をマーク。MLB史上初の「50-50」を達成、2年連続のリーグMVP、ワールドシリーズ制覇など数々の偉業を達成した。