ドジャースの開幕スタメン&ロースター26人を徹底予想! MLB東京シリーズ・カブス戦に出場する選手は?【コラム】
2025/03/14
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スタメン入りの当落線上となる野手は…?
問題はスタメン9番目を誰が担うかだ。エドマンのユーティリティー性を活かして9番には2BまたはCFを守る選手が入る見込みだ。
昨季がデビューとなり、左投手キラーとして116試合に出場し13本塁打を放ったアンディ・パヘスは今春苦しんでいる。
ただ、三振・空振りが激増している訳では無いこと、まだ24歳と若いことも踏まえれば長期的な心配はなさそうだが、開幕ロースター入りを目指すという点では少なくとも良い方向には働かない。
昨季の実績を考慮して外野手として入る可能性はありそうだが、積極的に入れようとは思わないと言える。
2023年に新人王投票2位に入ったジェームス・アウトマンは2024年から続く三振の多さがこの春は改善どころかさらに悪化している。3月8日(※日本時間。以下同)時点で27打席に立ちその44%を三振で終えている。
三振の見返りともいえる長打も出ていないことから、開幕ロースターのみならず、ドジャース内での立ち位置の面でも非常にマズイ状況にあると言わざるを得ない。
ギャビン・ラックスを放出したうえで3年契約を結んだキム・へソンもロースター入りはなさそうだ。加入時点から打撃でのインパクトはあまり期待されていなかったキムだが、オープン戦でその評価を覆すことは出来なかった。
高く評価されていたコンタクト能力は鳴りを潜め、空振り率(=空振り/スイング)40.0、SwgStr%(=空振り/球数)17.8、打率は1割台となっている。
いくら守備力が高いと言っても打撃のマイナスが大きすぎては元も子もない。注意すべきなのはへソンの不振は幾分予想されたものと言うことだ。
ドジャースはへソン契約にあたり、スイング改造を施すことを前提にしており、その副作用が出ることは予期できる。
また、ドジャースが想定するCFを含むユーティリティーとしての練習をするためにも、長期的な視点から見てへソンのマイナースタートは悪い話ではないだろう。
マイナー契約を結んだボーディは今春嬉しいサプライズの1人だ。オープン戦では27打席に立ちwRC+250と打棒が爆発している。キャリアを通して内野のユーティリティーとしてプレーしており、オーダーを埋めるには最適だ。
春の成績が良いということに加え、メジャー歴が浅かったボーディはオプションが残っており、メジャー登録をしてもマイナー降格ができるというロースター面での柔軟性も魅力だ。3月8日時点でマイナーキャンプ送りになってないあたり、帯同選手としての東京行は濃厚で、今後どのような決断がされるかに注目したい。