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ドジャースの開幕スタメン&ロースター26人を徹底予想! MLB東京シリーズ・カブス戦に出場する選手は?【コラム】

2025/03/14

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ロースター入りの当落線上となる投手は…?

ドジャースロースター当落線上の投手
 さて最後の2枠だが、候補としては5人が浮上する。昨季デビューしたドジャース傘下11位のロブレスキー、ファームシステムを上がってきたドライアー、オフにマイナー契約を結んだサウアー、ガエゴス、ガルシアである。
 
 ロブレスキーは昨季防御率5.70と苦しい数字だったが、オープン戦では9.1回で防御率1.93と結果を残している。課題だった制球面もBB%10.4、Location+112と、サンプルは小さいが少なくとも改善の予兆は見えている。
 
 また、スライダー系の球種も整理を行ったようで、スイーパーを捨てジャイロスライダーとカッターに変更している。先発投手として育てたいところではあるが、ロングリリーフオプションとしてロースターにおいておくのもアリだ。
 

 
 ドライアーは2024年冬にルール5ドラフト対策で40人枠に登録されたメジャー未昇格の選手だが、スプリングトレーニングではK%50.0、SwgStr%29.7とすさまじい制圧力を見せている。
 
 その源泉は縦変化19インチを超えるフォーシームで、ちょうど昨季K%33.1を記録したアレックス・ベシアのそれに似ている。40人枠内と言うことで昇格も手軽にできるため、1イニングリリーフとして有力な選択肢だ。東京でメジャーデビューというのも良いのではないか。
 
 サウアーはドジャースがイニング食い要員として既に東京行きを公表している26歳の投手だ。昨季はカンザスシティ・ロイヤルズで14試合に登板した。オープン戦では1,2回を投げる運用をされている。
 
 防御率8.22と見た目は良くないが、BB%2.9と制球力の良さを見せている。SwgStr%は5.7と低く制圧力に欠け、更には40人枠に入っていないことから長期的な選択肢となるかは今後の活躍次第だが、メジャー登板をする確率は十分ある。
 
 ガエゴスとガルシアは共にメジャー歴が長いベテランだが、成績の低下によりマイナー契約に甘んじてしまった投手だ。球質も若手を押しのけて長期的に使うほど良いモノではなく、よっぽどの改造成功が無い限り故障者続出時のつなぎ要員となりそうだ。

 

 
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