ドジャース、いまだ戦力が揃っていない!? 故障者の復帰時期・キーマンとなり得る選手は?【コラム】
2025/03/18
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メジャーリーグ 最新情報
遂に開幕した2025年のメジャーリーグ。ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希がメジャー契約を勝ち取り、世界一球団のロースターにまた強力なピースが加わった。さらにメジャー屈指の選手層を誇るドジャースには、故障者リストにも実力のある投手が控えている。今回は、今季の復帰が期待されるドジャースの投手を紹介したい。(文:Eli)
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ダスティン・メイ
ダスティン・メイは、2016年ドラフトでロサンゼルス・ドジャースから3巡目全体101位指名を受けプロ入り。その後3年間はマイナーの階層を順調に駆け上がり、2019年にはメジャーデビューを果たした。
投手のタイプとしてはいわゆる”シンカーボーラ―”と呼ばれるもので、平均96-97マイル(約154~156キロ)のシンカーを投球の主軸に、ゴロを量産する。他にはフォーシーム、カッター、カーブ、チェンジアップを用いる。
サイドスロー気味のデリバリーから、前述のシンカーと3000以上の回転数によりシンカーとは逆の左に大きく曲がるカーブが主な強みだ。
メイのキャリアと常に切っても切れない関係にあるのが故障だ。マイナー時代には2017年に134.0回、2018年に132.2回、2019年にはマイナーとメジャー合計で141.1回を投げていた。
しかし、本格的にメジャーレベルで稼働するようになると、短縮シーズンとなった2020年こそ規定投球回に4.0及ばない56.0回を投げたが、2021年は5月のミルウォーキー・ブルワーズ戦で肘を故障した。
同年にトミージョン手術を受け、2022年までリハビリに費やした。再起を期した2023年だったが、またもや5月に右肘屈筋腱を痛め、再度手術となった。
さらに、リハビリ中の2024年には7月に食事をしている際に、食道を損傷し救命救急で緊急手術を受ける事態となった。
このように次々と故障を繰り返しているため、2025年シーズン終了後にFAとなるほどメジャー歴が長いにもかかわらず、キャリア通算46登板にとどまっている。
今季こそ、フル稼働とはならずもシーズンで存在感を示したいところだ。