【MLB】イチロー、先達のレジェンドを上回る『3000本』大台到達の速さ
イチローが米国野球殿堂入りの目安とされる偉業・3000本安打まで残り「3」となった。米誌スポーツ『イラストレーテッド』の電子版では、大台到達のスピード感を特集した。
2016/07/28
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3000本安打で野球殿堂入り確実
いずれの形にせよ、スピード到達として刻まれることになりそうだ。マーリンズ・イチローのメジャー通算3000安打が目前に迫っている。米誌スポーツ『イラストレーテッド』の電子版では、大台到達の速さについて特集。試合数、打席、打数といった項目別に、過去の到達者と比較した。
イチローは現地26日のフィリーズ戦で1安打し、大台まであと3本とした。この時点で2442試合に出場。10314打席、9549打数で2997安打を放っている。
過去29人のレジェンドたちが3000安打を放ってきた。500本塁打とともに米国野球殿堂入りの目安とされる偉業で、それぞれ「3000安打クラブ」「500本塁打クラブ」とも呼ばれる。
試合数で見ると、ロベルト・クレメンテが近代野球で8位となる2432試合で到達。続く9位はハンク・アーロンが2460試合で大台に乗せた。イチローはおそらくアーロンを抜き、試合数では9位での到達が濃厚だ。
打席数は最速のトニー・グウィンは9785打席で達している。4位のロッド・カルーは10340打席で、これを上回りそう。打数は9566打数で6位のアーロンとの勝負か。
順当に進めば試合数が9位、打席数で見れば4位、打数では6位のスピードで金字塔を打ち立てる可能性が高い。
同誌の記事では「27歳でメジャーにやってきた右翼手は、瞬く間にセンセーションを起こした。そして、多くの先達を上回るスピードで3000安打に手が届こうとしている」と伝えた。