【MLB】イチロー、先達のレジェンドを上回る『3000本』大台到達の速さ
イチローが米国野球殿堂入りの目安とされる偉業・3000本安打まで残り「3」となった。米誌スポーツ『イラストレーテッド』の電子版では、大台到達のスピード感を特集した。
2016/07/28
Getty Images
この3年間は足踏み
イチローはマリナーズ時代の09年9月にメジャー2000安打を達成した。当時で史上259人目のことだった。この時は試合数1402は近代野球で2位。5996打数は、ウェード・ボッグスの5832打数、カルーの5965打数に次ぐ3位のスピードだった。
当時、2000安打達成後の会見では「スピードは大事だと思っていました。(試合に)出ていれば安打は出るわけですから」と語っていた。
その後、打率が3割を切るシーズンが続き、起用法も途中出場が増えた。安打量産ペースは以前に比べ緩やかになったものの、依然として全体から見ればハイペースなのは揺るがない。
今年6月15日に日米通算でピート・ローズのメジャー記録を抜く4257安打とした際には「もっと速くできている。時間かかりすぎだよ。その3年間はちょっと足踏みだね」とも話していた。
間もなく訪れるその瞬間。42歳がどのような言葉で到達スピードに触れるのかも注目される。
1 2