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【MLB】イチロー、3000本達成も1番打者復帰で今後は出場機会はさらに減少か

昨シーズン、マーリンズの1番打者を務めたディー・ゴードンが復帰した。イチローにとってはますます出場機会が限られることになりそうだ。

2016/08/01

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イチロー、1番での出場が減少か

 マーリンズにディー・ゴードンが戻ってきた。薬物陽性反応による80試合の出場停止を終え、7月28日から試合に出場している。

 ゴードンは出場停止前の21試合で6盗塁を記録したが、打率は.266に過ぎず、出塁率も.289と低かった。しかし、昨シーズンは打率.333、出塁率.359、58盗塁の好成績を収め、2年連続の盗塁王に加えて首位打者を獲得。二塁の守備ではゴールドグラブを受賞した。

 13年ぶりのポストシーズン進出をめざすマーリンズにとって、ゴードンの復帰がプラスになることは間違いない。一方、それに伴い、イチローの出場機会はこれまでよりも減りそうだ。

 復帰戦から3試合続けてそうだったように、ゴードンは「1番・二塁」を定位置としている。ゴードンが戻ってきた影響を最も受けるのは、代わりに二塁を守ってきたデレク・ディートリックだろう。現在は一塁手として出場しているが、故障中のジャスティン・ボーアが復帰すれば、ユーティリティとなるはずだ。

 ただ、イチローも俊足軽打の左打者という点で、ゴードンと重なっている。

 イチローは今シーズン、1番打者として31試合にスタメン出場している(7月30日時点)。これは、ゴードン(23試合)、ディートリック(22試合)、J.T.リアルミュート(21試合)を上回り、チームで最も多い。昨シーズンのマーリンズでは、ゴードンが144試合で1番打者を務めた。イチローはそれに次いで多かったものの、わずか12試合だった。今後は、ほぼすべての試合でゴードンが打順1番に座ることも考えられる。イチローが他の打順でスタメン出場したのは、2番が2試合、3番と6番が1試合ずつあるだけだ。

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