【MLB】イチロー3000本安打達成のその後。40代達成者では最長44歳までプレー
イチローが現地7日のロッキーズ戦で3000本安打を達成した。40代で達成した選手のその後の現役生活はどのようなものだったか。
2016/08/08
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イチローのその後は?
40代で3000安打を達成し、その翌年から5年以上プレーした選手はおらず、カール・ヤストレムスキーの4年が最も長い。44歳で引退したヤストレムスキーは、最後の4年間に410安打を記録し、通算3419安打とした。
となると、イチローも最長であと4年しかプレーせず、通算では3500安打に届かないのだろうか。
いや、必ずしもそうは言えまい。理由の一つには、前例の少なさが挙げられる。そしてもう一つ、こちらの方が主な理由だが、イチローはこれまで、予測を上回る結果を残してきた。今シーズン中の3000安打にしても、開幕前は、達成できないとする予測の方が多かった。
来シーズン以降もマーリンズでプレーするなら、イチローは控えのままだろう。マーリンズの外野トリオ、クリスチャン・イェリッチ、マーセル・オズーナ、ジャンカルロ・スタントンは24~26歳と若く、FAになるのは、最も早いオズーナでも2019年のオフだ。そのため、イチローの出番は限られ、シーズン安打は100本前後にとどまると思われる。ただ、イチローといえども不老ではない。今年10月には43歳を迎える。フルタイムのレギュラーではなく控えとしてプレーすることで、身体への負担が軽減され、選手寿命がより伸びる可能性もある。