【MLB】2020年東京五輪野球復帰も、2024年は外される? 米メディア「IOCはサッカー同様国際的なスポーツであると認めるべき」
2020年東京五輪で野球が追加種目として復帰したが、それ以降のビジョンは明確となっていない。現在リオデジャネイロでもオリンピックを取材しているジム・ケープル記者が野球の生き残りについて言及している。
2016/08/08
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野球は世界で人気の高いスポーツであることを受け止めるべき
オリンピックのサッカーは出場選手に年齢制限を設けているため、世界最高の選手たちが競い合う大会とはなっていない。それでもIOCはサッカーが世界的に人気のあるスポーツなため気にしていないと、ケープル記者は言う。
サッカー同様に野球も国際的なスポーツだという事実をIOCは受け入れる必要がある、とケープル記者は強く訴えている。
メジャーリーグには世界中の選手たちが所属しており、米国、日本、オーストラリア、ブラジル、キューバ、ベネズエラ、ドミニカ共和国、韓国、そしてドイツなどに及ぶ。先月のオールスター期間中に開催されたフューチャーズ・ゲームではリトアニア出身の選手もいた。メジャーリーガーを輩出していない唯一の大陸はアフリカだが、MLBに近い存在は数名輩出している。
オリンピック競技の中でも野球は人気があるうちに入るはずだ。オリンピックに出場経験のあるトロント・ブルージェイズのRA・ディッキーは「世界最高のアスリートたちを集結させたいのであれば、何故野球は考慮されないのか?」と訴えていた。
メジャーリーガーが出場しなくても、これまではプロスペクトと呼ばれる有望株の選手たちがオリンピックに出場してきた。その中にはジェイク・アリエタ、スティーブン・ストラスバーグ、ノーマー・ガルシアパーラなども選出されてきた。だが実際に出場したときには彼らもまだ有望株だったので、知られた存在ではなく、特に米国以外では知名度が低かった。