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【MLB】イチロー、通算3000本安打に驚きと称賛の声。マリナーズ元指揮官ら「大記録達成は想像もできなかった」

MLB通算3000本安打を放ったイチローに対して「夢にも思わなかった。想像を絶する偉大な業績だ」という声が関係者からも聞かれる。

2016/08/08

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3000本安打の舞台裏、イチローの日頃からのこだわり

 
 ケーブル記者はこのように、多くの野球関係者さえも驚かせたイチローの偉大なる成果の陰には、きめ細やかなイチローの日頃からのこだわりがある、と多くの例を挙げながら書き綴っている。

 まずいつも使うバットやグラブに対するリスペクト、その取扱いの慎重さ。これをケーブル氏は「religious(宗教的)」と語る。バットボーイにも触らせない自分のバット、すべて必ず自分で持って歩く。そしてダッグアウトでは必ず同じ位置にバットを置く。マリナーズのベンチではチームがそこにドリルで穴をあけてくれたほどだと言う。「自分の体は寺院、そしてグラブやバットもその一部」だと言う。

As Ichiro once told me: “Equipment has heart, human heart, inside it.”
「イチローは以前私にこう言った。『道具には心がある。人の心がこもっているんです』と。」

 また打撃練習についても記している。

「イチローは約700本の内野安打を放っているが、実はパワーの持ち主でもあり、113本のホームランを打っている。2005年には15本、そして今まで先頭打者ホームランを37本、サヨナラホームランを2本(うち1本はマリアノ・リベラ投手から)を打っている」

 ある時、イチローは打撃練習中、誰かにウインクした後、8本立て続けにホームランを打った。ミネソタでも最近、相当高い場所にある2階席に何本か打ち込んだことも知られている。ヤンキースでチームメイトとして共にバッティング練習をしたカノーもこう言っている。

“I’ve never seen anybody like that, not anybody in my life that can do that, how far he hits it. I would love to see him in the Home Run Derby.”
「あんなことをする選手は見たことがない。あれほど遠くに飛ばせるなんて、生涯でひとりも見たことがない。ぜひホームランダービーに出てほしい」

 そしてあのストレッチだ。
 自分の道具にもかなりのこだわりを持つが、自分の体にはもっと厳しい。

 ピネラ監督も当時の驚きを語っている。

「イチローのストレッチは、次元が違う。そしてこだわる。42歳の今もあれだけプレーできるのは、おそらくこのストレッチも要因のひとつだろう。」

 ケープル記者はこう記事を締めくくっている。

「イチローは引退したらその5年後、必ずクーパーズタウンに行くだろう。イチローが何度も行ったことのある場所だが、その時は、イチロー自らがスピーチをし、彼の名前が刻まれた銘板が壁に飾られる。そして、日本からの飛行機は満席になることだろう」

出典:”Ichiro reaches 3,000 hits by following meticulous standards” @ABC News (via ESPN) by Jim Caple, August 7, 2016

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