【MLB】イチロー、主砲離脱で「第4の外野手」の出番増? A-ROD側否定も、マ軍緊急補強か昇格を模索
プレーオフ進出を狙うマーリンズだが、主砲スタントンの今季復帰が絶望的となった。イチローの出場機会が増えるのか。チームは現在緊急補強に乗り出すという。
2016/08/16
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A-RODの今季加入の可能性はゼロ
ところが一夜明けた15日、今度はロドリゲス陣営がマーリンズ移籍の可能性を完全否定した。引退表明後、米メディアは一貫してロドリゲスの現役続行の噂を追い続け、マーリンズ移籍が最有力プランに挙げられていた。そんな報道先行の現状を嫌い、噂を打ち消すためにロドリゲスの広報担当が声明を出した。
「アレックスが今季中にどこか別のチームでプレーするという話が出ているが、これらはもう終わりにさせたい。そんなことは起こらない」とロン・バーコウィッツ氏が発表した。同氏は「彼が金曜日(12日)の夜に話したように、彼は幸せな気持ちでいる。今はのんびりと、家族や友人との時間を過ごす時だ」と噂の火消しに務めた。
「今季中」としたところは突っ込みどころかもしれないが、いずれにせよワイルドカード獲得に奔走する16年のマーリンズに加わる芽は消えた。
ロドリゲス加入となれば、DH制のないナ・リーグでは一塁手を任される見込みだった。球団の公式HPでは「マッティングリー監督は8月31日のウエーバーを経てのトレード期限まで、戦力補強を探る構えをみせた。カルロス・ゴメスが有力候補。もしくはマイナーからハビアー・スクラッグスを昇格させるかもしれない」と伝えた。スクラッグスは今季傘下3Aニューオーリンズで19本塁打48打点の28歳の右打ちで、右翼と一塁を守ることができる。
スタントンという大きすぎる穴を埋めるための、マーリンズの次の一手はどうなるのか。その最後のピース次第で、イチローの起用法にも大きな影響を及ぼしそうだ。