ドジャースは今年も好調!?2025年ドジャース打線のキーマン、今後の課題とは…?【コラム】
2025/05/16
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ドジャースが迎える“重要な課題”は…
長期的視点に立つとドジャースは過渡期を迎えている。野手のコアに衰えは見えないが、ベンチにはクリス・テイラー、オースティン・バーンズ、ミゲル・ロハスと限界を迎えている選手がいる。これに前述の不振に陥ったコンフォートを加えた3人は早ければシーズン中にも処遇を考えるべき選手だ。
ポジション的にはUTL、キャッチャー、両翼外野、内野と言うことになる。入れ替えるのはトレード補強かマイナー選手となるが、今回はドジャースのファームシステムに注目したい。
真っ先に浮かぶのは米公式サイト『mlb.com』ドジャース傘下1位C/OF/1Bドルトン・ラッシングと同傘下4位のSSアレックス・フリーランドだ。このうちバーンズをラッシングと取り換える措置は5/15に行われ、バーンズがDFAとなった。
ラッシングは打撃型のキャッチャーで、マイナー3Aで既に70試合近く出場。今季は29試合122打席に立ち、打率.316、wRC+149と格の違いを見せつけている。K%23.0と若干高めだが、空振りが特段多いわけでもなくBB%16.4と四球も選べているため選球眼に問題はなさそうだ。
本職はキャッチャーだがメジャーでの出場機会を確保するためLF/1Bに挑戦しており、コンフォート、バーンズの入れ替え要員となる。
フリーランドは両打ちのSSで、ラッシングと同様に3Aで70試合近く出場。今季は37試合175打席に立ち、打率.276、wRC+108と若干適応に苦戦している。
三振と空振りが若干多く、メジャーレベルで平均的な成績を残すにはもう少し長打が欲しい。一方で守備の評価が高く、米分析サイト『Fangraphs』ではドジャース球団内トップと評価されている。ラッシング同様に出場機会を確保するには本職以外の3B/2Bでの起用も考慮に入れる必要がありそうだ。
この2人の他にも守備型キャッチャーのハンター・フェドゥーシャがwRC+119、プレミア12アメリカ代表で活躍したライアン・ウォードがwRC+141とすさまじい打撃を見せており、トッププロスペクトではないマイナー選手にも注目したい。
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