【MLB】田中・岩隈、今季2度目の直接対決決定。ワイルドカードでのプレーオフ進出へ、負けられない両右腕
ヤンキース・田中将大とマリナーズ・岩隈久志が24日(日本時間25日)の試合で、先発が実現する見通しとなった。今季2度目の直接対決が実現することになる。
2016/08/24
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前回の対決は田中に軍配
メジャーリーグでの日本人投手の対決は、今年4月の田中VS岩隈まで過去12度ある。記念すべき1度目は99年5月7日のヤンキース・伊良部秀輝対マリナーズ・鈴木誠。ちなみに岩隈とダルビッシュは過去2度投げ合っている。
12年に3度、13年には2度あった日本人投手の投げ合いだが、14~15年の2年間は1度も実現しなかった。故障者が続いたことが最大の要因だろう。それが今季はすでに1度実現し、さらに3度へと増えそうな気配だ。
4月の直接対決では田中に軍配が上がった。両者そろって7回を投げ抜き、田中が3失点、岩隈が4失点だった。田中が今季1勝目を挙げ、岩隈は同2敗目となった一戦。春先はお互いに、まだ調子が上がってきていない中での対戦でもあった。
当時は田中が「岩隈さんと僕の両方が7回まで長いイニングを投げることができたので良かった」とコメント。対する岩隈は「田中と投げ合えたことが楽しかった。また対戦したい」とリベンジを熱望していた。その舞台が間もなく訪れる。
両軍ともワイルドカードでのプレーオフ進出の可能性を残している。特にマリナーズはワイルドカード争いで3位と好位置につける。加えて両投手とも、前回対戦した春先とは雲泥の状態だ。
田中は3連勝で10勝目を挙げ、目下絶好調。岩隈も前回登板は敗れたものの、5月以降の復調ですでに14勝を挙げている。
現在、リーグでも屈指の先発右腕と言い切って間違いない両雄。ともに負けられないチームを背負っての対決は、まだ肌寒かった4月以上に熱く燃え上がることになる。