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【MLB】田中とサンチェスは「一足早い2017年型のバッテリー」。転換期を迎えたヤンキース、正捕手放出の噂も

田中が10勝目を記録した19日のエンゼルス戦は、期待の若手サンチェスがマスクをかぶるなど、転換期のヤンキースを象徴する試合だった。地元メディアは「2017年型ヤンキース」と評している。

2016/08/24

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プレーオフ進出へわずかな望み

 田中将大がヤング・ヤンキースをバックに力投した。
 現地8月19日のロサンゼルス・エンゼルス戦で、ニューヨーク・ヤンキースの田中は今季屈指の好投を見せた。速球の威力、制球とも申し分なく、7回2/3を被安打5、無四球、9奪三振の無失点で、10勝目(4敗)。これで、3年連続の2ケタ勝利としただけでなく、投球回数も自己最多も161となり、初の規定投球回(162)到達もほぼ確実となった。
 
 このゲームでバッテリーを組んだのは、23歳の期待の星で、田中とは初の組み合わせとなるゲーリー・サンチェスだった。7月末のトレード期限で多くの主力級を放出し、マーク・テシェーラやアレックス・ロドリゲスらが退団を表明するなど転換期を迎えた現在のヤンキースを象徴する試合となった。
 
 地元紙『ニューヨーク・ポスト』は、「一足早い2017年型のヤンキース」と報じている。
 
Manager Joe Girardi doesn’t want his young players thinking about next year ? not while there still is more than a month left of this season and the Yankees are at least on the outskirts of the playoff race. And they did look pretty good against the Angels on Friday, hitting four homers off right-hander Jered Weaver and getting 7 .2 shutout innings from Masahiro Tanaka in a 7-0 victory at Angel Stadium.
ジョー・ジラルディ監督は「若手にはまだ来季のことを考えてほしくない」という。今季もまだ1カ月以上残っているし、ヤンキースはかろうじてプレーオフ戦線に踏みとどまっているからだ。加えて、ヤンキースは金曜日のエンゼルス戦では素晴らしい戦いぶりを見せている。右腕ジャレッド・ウィーバーに4本塁打を浴びせ、田中将大は7回2/3を無失点に抑え、7対0でエンゼル・スタジアムで勝利した。
 
 田中は4回にマイク・トラウトにレフト前に運ばれるまで、立ち上がりから11人の打者を打ち取った。続くアルバート・プホルスにも安打を浴びるが、その後7人の打者を連続して打ち取った。今回同様に7回2/3無失点で、今季最高とも評される7月5日のシカゴ・ホワイトソックス戦に匹敵する快投だった。

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