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【MLB】「呉昇桓をワイルドカードゲームで先発させるべき」。地区4連覇絶望のカ軍へ『奇策』を提唱

ナリーグ中地区で3連覇中のセントルイス・カージナルス。今季、同地区はカブスが独走しており、カージナルスはワイルドカードでのプレーオフ進出を狙うことになりそうだ。

2016/08/26

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地区4連覇は絶望的

 ナショナルリーグ中地区のセントルイス・カージナルスは、3年連続で地区覇者に君臨中。2012年から指揮を執っているマイク・マシーニー監督の下、ベテランと若手がバランスよくミックスされ、熟成されたチームに仕上がっている。

 しかしながら、今シーズンは同地区のライバルであるシカゴ・カブスの後塵を拝している。開幕ダッシュに成功したカブスはそのままの勢いを保ち、8月23日現在で80勝45敗。2位のカージナルスに既に13.5ゲームの大差をつけて独走中だ。

 現状、カージナルスとしては13.5ゲーム差を縮めるのは難しく、プレーオフに駒を進めるためには、ワイルドカードによる進出が現実的と言える。

 そんな状況の中、『SB NATIONS』のジョン・フレーミング記者は、Seung Hwan Oh should start the Wild Card Game (呉昇桓を、ワイルドカードゲームで先発させるべき)と報じている。

 ワイルドカードゲームとは、地区優勝を逃した勝率上位の2球団(ワイルドカード)が、ディビジョンシリーズ進出をかけ、1試合で勝敗を決する試合を指す。2012年シーズンから導入された。

 2014、2015年シーズンに阪神タイガースに在籍したクローザーの呉昇桓は、今シーズン1年500万ドルでセントルイス・カージナルスと契約。韓国時代の277セーブ、NPBでの80セーブと実績は素晴らしいものの、当初、現地では地味な扱いではあった。

 しかし蓋を開けてみれば、予想を大きく上回る大活躍。開幕から安定感抜群のピッチングを披露し、首脳陣からの信頼を獲得。7月下旬に入ると、不調であったローゼンタールに代わり、守護神の座に就いている。

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