【MLB】さらなる出来高獲得の前田健太。起用法から見えた、揺るがぬ指揮官の信頼
ロサンゼルス・ドジャースの前田健太は23日(日本時間24日)、本拠地ドジャースタジアムで同地区2位のライバル、サンフランシスコ・ジャイアンツとの首位攻防戦に先発。5回6安打4四球4三振、3失点で、今季13勝目(7敗)を挙げた。
2016/08/25
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さらなる出来高を獲得
コミュニケーションにおいて若干の不安を覗かせたが、指揮官の前田に対する信頼感は変わらない。
5回二死、迎えたバッターは相手の主砲ハンター・ペンス。この時点で前田の球数は97球を迎えており、今日の内容からいえば降板でもおかしくはなかった。デーブ・ロバーツ監督は試合後次のようにコメントを残している。
“That was a spot right there, I wanted him to get Pence. I felt that was his hitter”
“あれは大きな場面だったね、しかし私はケンタにペンスを打ち取って欲しかった。彼が打ち取るべきとも感じたんだ。”
なおこの日の先発で、25回目の登板を果たしたことにより出来高150万ドルを獲得。また、試合中に今季の登板回数が140イニングを超えたため、25万ドルを上乗せした。出来高によって今季、自分の給料を915万ドルまで引き上げているのだ。
故障者が続出しているドジャースの先発投手陣の中で、孤軍奮闘を続ける前田。まさに大黒柱の働きを見せている。
出典:Dodgers pull away from Giants to pad west lead. @MLB.com by Ken Gurnick and Chris Huft in Aug. 24th 2016