【MLB】田中将大、サイ・ヤング賞の可能性を検証。米メディア「ヤ軍守備陣がより厳しくさせる」
24日(現地時間25日)シアトルで行われたマリナーズ対ヤンキース戦。この日の先発はマリナーズ岩隈とヤンキース田中だった。楽天時代のチームメイト同士であり、今季2度目となったマッチアップは田中に軍配、7回6安打1四球5奪三振、無失点で11勝目を挙げた。
2016/08/27
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先輩の前で、試合を支配してみせた田中
田中は初回、味方の守備に助けられて3人で締める。2回には一死2、3塁のピンチを0点でしのぎ、3回には一死から青木に2塁打、続くスミスに32イニングぶりとなる四球を与え、主砲カノを迎えたが、ここも併殺打でしのいだ。ピンチで粘り切れず序盤3イニングで2失点した岩隈に対して、5回まで毎回安打を浴びながらも無失点で切り抜けた田中。まさに田中の「粘り勝ち」であった(岩隈も6回6安打3失点、悪いなりにもQSは達成した)。
『ニューヨークポスト』ダン・マーティン記者 は、試合後、岩隈との対戦が今日の結果に影響を与えたか?という質問に対する、田中のコメントを次のように報じた。
“Maybe a little bit, but the most important part is that [Seattle] is a couple games ahead of us in the wild-card race. This was a big victory.”
少しはあったかもしれません。しかし、この試合で1番大事なのは、マリナーズはワイルドカード争いのライバルということ。チームにとって大きな勝利です。
25日時点で、マリナーズはワイルドカード争いで2位のオリオールズを3ゲーム差だ。一方、ヤンキースは24日の勝利でマリナーズまで2ゲーム差としたが、オリオールズとは依然5ゲーム差あり、勝ち続けるしかない状況にある。