【MLB】降格の青木宣親と昇格の李大浩、明暗を分けた対左投手。指揮官「ノリとはとても辛い会話だった」
久しぶりのプレーオフ争い真っ只中のシアトル・マリナーズにとっては1試合も落とせない戦いが続く。サービス監督は青木宣親を3Aへ降格させ、李大浩を昇格させる決断を下した。
2016/08/28
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予想外だった今回の青木のマイナーへのオプション降格
数々の選手異動の中で、予想外だったのは青木宣親の3Aへのオプション降格だったと、地元紙「シアトル・タイムズ」のライアン・ディビッシュ記者は報じている。
一見すると、前回のオプション降格から復帰して好調な打撃を維持していただけに驚きかもしれない、とディビッシュ記者は述べる。7月20日にメジャー昇格後、青木は打率.316、出塁率.362、二塁打9本、三塁打1本、5打点、11得点をマークしていた。
好調にもかかわらず、3Aへオプション降格した理由をディビッシュ記者はこう分析する。
“But much of that recent success had come against right-handed pitching. Seattle had limited his appearances against left-handed pitchers. Over the next 10 days, Seattle will face at least six left-handed starting pitchers. Aoki’s playing time would have been non-existent.”
「だが最近の好調は主に対右投手だった。シアトルは対左腕投手時は出場機会を制限させていた。ここ10日間でシアトルは最低でも6人の左腕先発投手と対戦する。青木の出場機会は存在しなかっただろう」