【MLB】守護神・呉昇桓と心中。カ軍指揮官の起用法変更は、プレーオフ進出へ『哲学の進化』
2016/09/04
過去の痛い経験が起用法に変化
同記者は、ここ最近の呉の登板状況についても下記のように報じている。
Three times in August, Matheny went to his closer, Oh, with a tie game in the bottom of the ninth inning. All three times, the Cardinals got the game into extra innings, and twice, including Tuesday, they won.
マシーニー監督は8月に入り3試合、クローザーの呉昇桓を(セーブがつかない)9回の裏同点の場面で投入している。そして3試合とも延長戦へと持ち込み、そのうち2試合は見事勝利を収めている。
マシーニー監督がこういった起用をする背景には、2014年のプレーオフの際、重要な場面でクローザーを温存し、痛い敗戦を喫した過去の痛い経験があるからだと、記事内で指摘している。
いずれにせよ呉昇桓の起用のタイミングが、カージナルスの命運を握りそうだ。
レギュラーシーズンも残り約30試合。呉昇桓の登板数は既に66試合に達し、イニング数も69イニング目に突入。もちろんこれは、カージナルスのリリーフ投手陣の中で群を抜いた数字だ。
カージナルスは呉昇桓と心中すると言っても過言ではなさそうだ。
出典:Matheny’s use of closer Oh changes, part of ‘evolving philosophy’ By:Derrick Goold