【MLB】ダルビッシュ、イチロー、前田……今季ポストシーズンの舞台へ立てる可能性がある日本人選手は?
2016年MLBはあと1カ月もすれば、ポストシーズンの幕が上がる。今季日本人選手の中で何人、この舞台に立てるだろうか。
2016/09/05
Getty Images
イチロー、青木、岩隈は苦しいか?
マイアミ・マーリンズのイチロー、マリナーズの岩隈久志と青木は、いずれもポストシーズン出場が少し苦しくなってきた。チームはともに地区首位から10ゲーム以上離され、ワイルドカード争いでは、マーリンズが2番手のセントルイス・カージナルスまで3.0ゲーム差の5位、マリナーズは2番手のボルチモア・オリオールズまで5.0ゲーム差の7位だ。まだあきらめるには早いが、マーリンズは主砲のジャンカルロ・スタントンが8月半ばに離脱したことが痛い。
一方、田中を擁するヤンキースは、夏のトレード市場で売り手に回ったものの、8月に6割以上の勝率を残し、ワイルドカード争いではわずかながらマリナーズより上に位置している(2番手まで4.5ゲーム差の6位)。新人のゲーリー・サンチェスが8月に11本塁打を放ち、チームに勢いをもたらしており、ひょっとしたら大逆転があるかもしれない。
なお、青木の場合は、チームがポストシーズンに駒を進めたとしても、ロースターに入れるかは不透明だ。川﨑宗則(カブス)は昨年のブルージェイズでそうだったように、ロースターの外からチームを応援することになるだろう。
1 2