【MLB】上原浩治の復帰にファレル監督「リリーフ陣の層が厚くなる」。一方、リハビリ登板なしの懸念も
レッドソックスの上原は1カ月半ぶりに戦列復帰する。そのタイミングに関しては、自身の故障からの回復状況はもちろん、登録枠の事情も左右していたようだ。
2016/09/06
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アキレス腱だった、8回を埋められるか
右胸筋痛で、7月20日より故障者リスト(DL)入りしていたレッドソックスの上原浩治が復帰する。現地時間9月5日(月)より登録され、翌火曜日からの登板が予定されているという。『MLB.com』では、上原の復帰を歓迎するジョン・ファレル監督のコメントを紹介している。
“This has the chance and the potential to be a viable and an important addition to the bullpen late in games.”
「これで、ゲーム終盤を受け持つブルペン陣の層がぐっと厚くなることになる」
確かに、最近のレッドソックスのブルペンでは本来上原の役割である8回がアキレス腱だっただけに、彼の復帰は朗報だ。
記事では、上原は今季の防御率4.50であり、年齢(41歳)的な衰えを感じさせるものの、戦線離脱寸前の8度の登板だけを見れば、防御率2.70であることを紹介している。
さらに上原はレポーターへ通訳を通じて「コンディションは100%」と、語ったという。
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