【MLB】青木復帰も厳しい立場は変わらず、年俸や来季契約にも影響。「どれだけ出場機会が訪れるか不透明」
メジャー復帰が地元紙で報じられたマリナーズの青木宣親だが、以前、厳しい状況に変化はなさそうだ。
2016/09/07
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復帰後も出場機会は限定か?
シアトル地元紙『ザ・ニュース・トリビューン』では9月6日にトリプルAから青木宣親が復帰し、シーズン終了までマリナーズの一員としてプレーすることを報じた。
左先発投手との対戦を多く控え、出場機会が減ることを考えマリナーズは8月26日に青木をトリプルAへオプション降格した。青木がメジャーを離れてからマリナーズは10試合中8試合で左腕の先発と対戦した。
今季青木はメジャー98試合で打率.265、出塁率.333を残した。そしてトリプルAにオプション降格されてからの31試合では、打率.316、出塁率.362をマークした。
記事内で、ボブ・ダットン記者はメジャーに戻ってくる青木の出場機会について言及している。
“It’s uncertain how much Aoki will play since he must now compete with Seth Smith and recently-acquired Ben Gamel, who are also left-handed hitters, for playing time in a three-for-two arrangement against right-handed starters.
「青木にどれだけ出場機会が訪れるかが不確かなのは、セス・スミスと新加入したベン・ギャメルと争う必要があるためだ。スミスとギャメルは共に左打ちであり、対右投手先発の対戦では、3人のうち2人が出場機会を取り決めていくことになるだろう」
サービス監督は選手起用について、「少しやりくりしていく必要がある。対戦相手によって変えていく。誰がチームに一番チャンスをもたらしてくれるのか。上位打線に入れば、塁に出てくれることを私は第一に趣を置く」と話している。
サービス監督はすでに新加入したギャメルを試していく意向もすでに話しているため、青木はスミスと出場機会を争っていくことになりそうだと、ダットン記者は推測している。スミスは今季114試合に出場し、打率.254、出塁率.342をマークしている。
本塁打11本と、青木よりも長打力を誇るが、この1カ月は53打数10安打と結果を残せていない。