【MLB】ヤンキースファンが田中へスタンディングオベーションした意味。「1人の野球選手として認められてうれしい」
5日、本拠地ヤンキースタジアムで12勝目を挙げた田中将大。チームの勝利に貢献する姿は、何よりも本拠地のファンが理解している。
2016/09/09
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田中の成績以上の登板時のチームの勝率
最も、スタンディングオベーションを浴びたのは、何もこの試合だけ好投したからというわけではない。
田中はこの試合の勝利で、メジャーに移籍してから3年連続で12勝以上を記録した。記事によれば、ヤンキースは最近の田中が先発した15試合で、なんと13勝を挙げており、田中自身も過去6登板で5連勝中と高い勝率を残している。
『YESネットワーク』の公式ツイッターの投稿では、2014年以降で勝敗の合計が50試合以上先発した投手の登板時の各チーム勝率を紹介。田中登板時のヤンキースは50勝22敗で勝率.694を残している。これは、現役最高投手の呼び声が高いクレイトン・カーショウの57勝19敗の勝率.750に次ぐ数字。今季の規定投球回の投手陣の中では昨年のナリーグサイヤング右腕のジェイク・アリエッタの58勝27敗勝率.682を上回りトップだ。
個人の成績の数字以上に、田中がいかにチームの勝利に貢献しているかは地元ファンがよくわかっている。だからこそ、最大の感謝の形としてスタンディングオベーションが送られたのだろう。
【引用】Tanaka walks off to standing ovation in latest win by Chad Jennings
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