【MLB】元エース・グレインキーに2度投げ勝った前田健太。米メディア「昨年オフのドジャースの決断は正しかった」
現地時間16日、敵地でダイヤモンドバックス戦に登板した前田健太。今季2度目となる昨年までのドジャースのエース・グレインキーとの投げ合いを制し15勝目(9敗)を挙げた。
2016/09/21
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ポストシーズンで活躍できるか
パディラ記者は、グレインキーが成し遂げてきたことを考えると、確かに今年1年だけの数字では簡単には比較できないと述べつつも、「ドジャースは前田にグレインキーのようになってもらう必要はない」と述べる。
“Besides, the Dodgers don’t need Maeda to be Greinke at his best, although they wouldn’t mind it if he was. The Dodgers just need Maeda to keep progressing like he is. Manager Dave Roberts is confident that no matter how much longer the season lasts, his 28-year-old pitcher from Japan will continue to push in order to get better.”
それに、ドジャースは前田に全盛期のグレインキーのようになってもらおうとは考えてない。彼らしく成長を続けてくれればよく、残りのシーズンがどれだけ長くても努力し続けてくれるとロバーツ監督は信じている。
前田自身もプレッシャーのかかる立場であっても、グレインキーとの比較は全く気にしていないという。記事では前田のコメントも掲載されている。
“I haven’t really been thinking about comparing myself to him,” Maeda said through an interpreter. “He’s a very accomplished pitcher. He has pitched in the big leagues for a very long time, so [the comparisons] are not something that I minded.
グレインキーと比べられることに関しては、本当に全く気にしたことはありません。彼は長い間大舞台で投げてきたような投手ですから。
さらに前田はシーズンのこの時期になって、春先よりも今のほうが調子はいいと感じている。
“”I don’t know if you’re going to believe what I say, but I do feel better now than in April and May,” Maeda said after his most recent start in Miami. “Going back to Japan, I wasn’t really the kind of pitcher that was 100 percent in April and May, and I felt like this year, too. Right now, it feels like the perfect time.”
信じてもらえるかわからないですけど、シーズン開幕の4月5日よりも今のほうがいい状態なんです。日本の時は開幕にピークを合わせてたんですが。今年もそうなんですが、今がピークだと自分で感じてます。
地区優勝は固いものにしつつあるドジャース。エース、カーショウが戦列復帰し、アスレチックスから獲得したリッチ・ヒルは先日7回完全投球をするなど好調。それら2人に次ぐ3番手、もしくはカーショウに次ぐ2番手として、これから先のプレーオフは前田の活躍が欠かせない。
プレーオフではナショナルズ、カブスといった強豪が待ち受けているが、そんな大舞台でも、グレインキーがかつて見せてきたような快投を前田は披露できるのか。本人は気にしていなくても、プレーオフでもドジャースを勝利に導ければ、グレインキーとの比較はもはや必要はなくなる。
出典：Kenta Maeda making Dodgers’ offseason decisions look wise by Doug Padilla