【MLB】失速から一転、ヒット量産のイチローにマ軍指揮官「驚くべき男」。敵軍主砲は「彼のようなプレーは無理」
9月に入り調子を取り戻したイチロー。連日の複数安打で史上12人目の900複数安打試合も達成した。衰えを感じさせない活躍を続けるイチローに敵軍主砲も今後の活躍の太鼓判を押した。
2016/09/15
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9月は高打率をキープ
現地13日、マーリンズのイチロー外野手は敵地でのブレーブス戦に2番レフトで先発出場。3回第2打席、無死1、2塁からライト前にゴロで抜けるタイムリーヒットを放つと、5回、先頭打者として打席に入ったイチローは、ライト線に火を噴くような打球を放ち、俊足を飛ばして三塁打に。2試合連続の複数安打で史上12人目の900複数安打試合を記録、チームの勝利(7-5)に大きく貢献した。
ワイルドカード獲得に向けて負けられない戦いが続くチームにとって、大きな1勝となった。
連日快打を連発し、未だ衰えを見せない42歳に対し、敵軍主砲マット・ケンプも驚きを隠さず。試合後、MLB公式サイト『MLB.com』で以下のようにイチローを称えた。
“It’s pretty impressive. He’s a flexible guy,” Kemp said. “Every time you see him at the plate, you think, ‘I can’t even do that stuff.’ He’s had a great career, and I’m sure he’s going to play another three or four years.”
(イチローは)本当に印象的だったよ。彼は柔軟性のある選手だ。彼の打席を迎えるたびにいつも、『俺にはあんなふうにはプレーできないな』と思わされるんだ。素晴らしいキャリアを持っている選手だし、あと3~4年はプレーできると確信しているよ。
2番打者として2試合連続の7得点に貢献しただけでなく、チーム事情に合わせて試合終盤には、レフトからライトへ移るなど、ユーティリティー性も発揮している。
これで9月はここまで11試合に出場し、41打数15安打で打率.366。二塁打、三塁打を2本ずつ放っており、9月6日のフィリーズ戦では今季1号となる代打2ランホームラン。長打連発でOPS.994は、6月の.847を上回り、月間では自己ベストだ。