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【MLB】9月絶好調の青木宣親、米メディア”瀬戸際で劇的な復活”。マ軍GM「来季構想から外したことなど一度もない」

9月に入ってマリナーズ・青木宣親が絶好調だ。これによって、米メディアの来季の去就についても見方が変わってきた。

2016/09/20

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480打席到達で自動的に契約延長

 マリナーズ・青木宣親の周辺がにわかに騒がしくなってきた。
 ワイルドカードでのプレーオフ進出を目指すチームを1番打者として引っ張り、18日のアストロズ戦で2安打するなど、この時点で9月は月間打率が驚異の4割。すると地元紙がこぞって青木の活躍を称賛し始めた。
 
「シーズン終盤を迎え青木宣親がチームの攻撃陣を加速させている」(シアトル・タイムズ)
「チームの来季構想に再び戻るかのように、劇的な復活を遂げている」(ザ・ニューズ・トリビューン)
 
 老舗のタイムズは「シーズン瀬戸際を迎え、ようやくチームが彼を獲得した際に求めていた打棒を発揮している」と指摘。そしてスコット・サービス監督の「彼は本当によくバットが振れている。マイナーから復帰後、彼の打撃を注意深く見ているが、好調が持続している」とのコメントを紹介した。「ボールに対してスクエアに入っていけている」と技術的なお墨付きも与えられている。
 
 トリビューンは青木の去就にまで言及した。
 1年契約で加入した青木は、シーズン480打席到達で来季も年俸500万ドル(約5億円)で契約延長されるベスティングオプションを結んでいる。残り13試合となった18日時点で、青木は428打席とあと52打席足りない。1試合平均では4打席。1番打者としてこのまま打席に立ち続ければ、到達は不可能ではないかもしれない。
 
 同記事では「480打席到達は難しいかもしれないが、マリナーズは来季残留を望むかもしれない。フロント首脳は来季構想から外れていないと語る」と伝えている。実際にジェリー・ディポートGMの談話を紹介。「彼の活躍は本当に素晴らしい。来季構想から外したことなど一度もない。マイナーで再調整させる時にも、少しでも試合でプレーして事態が良くなることを待とうと説明したんだ」と話している。

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