【MLB】9月絶好調の青木宣親、米メディア”瀬戸際で劇的な復活”。マ軍GM「来季構想から外したことなど一度もない」
9月に入ってマリナーズ・青木宣親が絶好調だ。これによって、米メディアの来季の去就についても見方が変わってきた。
2016/09/20
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シーズン終盤に復調、打率も2割8分目前
これには複数の米ルーマー(噂話)サイトも反応。最大手のMLBトレードルーマーは「マリナーズは青木の来季残留を望んでいる」の見出しでトリビューンの原稿を紹介した上で、「マリナーズの外野ではセス・スミスとフランクリン・グティエレスの2人も今季終了後にフリーエージェントとなる」と指摘した。さらに「若手のギレルモ・ヘレディアとベン・ギャメルの2人にも外野でのプレー機会を与えたが、期待に全く応えられていない」と外野の陣容が手薄になろうとしている現状も伝えている。
前半戦は打率.245と不振にあえぎ、6月下旬には故障以外ではメジャー初となるマイナー降格を伝えられた。その時点で青木の来季残留を予想する声は皆無だった。ただ後半戦から復帰後はかつての打棒を取り戻し、18日時点で打率.277と復調。過去4シーズン一定して記録してきた打率2割8分台はもう目の前に迫っている。
青木の年度別打率は以下の通りだ。
2012年 .288
2013年 .286
2014年 .285
2015年 .287
来季は35歳として迎えるシーズンで、周囲の見る目は厳しくなってくる年代にさしかかる。2017年シーズン、果たして青木はどのユニホームに袖を通しているのか。プレーオフ進出の行方と同時に、残る10数試合の打席での結果がその答えを左右しそうだ。