【MLB】安定感抜群の呉昇桓は来季もカージナルス。ワイルドカード争いへ、望まれる早期復帰
今シーズン、阪神タイガースからセントルイス・カージナルスへ移籍した呉昇桓はメジャーでも活躍を収めており、今やチームに不可欠な選手となっている。
2016/09/16
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防御率1点台、カージナルスの守護神に
今シーズン、セントルイス・カージナルスのブルペンで最も安定感のある呉昇桓。韓国時代、日本時代に「石直球」と呼ばれた150キロ台の重い球は、メジャーでも威力を発揮。躍動感のある投球フォームで、強打者たちを次々と手玉に取ってきた。
2年連続40セーブをマークしている守護神のトレバー・ローゼンタールは、夏場に故障し離脱。そんなチームの危機的状況を、メジャー1年目の呉昇桓が見事に救った。9月14日現在ですでに70試合に登板。72.1イニング、4勝3敗17セーブ、防御率1.87という素晴らしい成績で、カージナルスのブルペンを支えている。
今やチームにとってなくてはならない存在となった呉昇桓。『St.Louis post-Dispatch』 のデリック・ゴールド記者は、自身のツイッターで呉昇桓の来季の契約に関し、下記のように報じている。
With his 30th game finished Friday night, Oh vested the $2.75-million option for 2017
呉昇桓は(9月9日)金曜日の試合で、今季30試合目を締めくくり、2017年の契約オプション275万ドルを勝ち取った。
これにより来シーズンもカージナルスのブルペンを支えることとなった呉昇桓。しかしながらここ数試合、本来であれば登板する場面においても、呉昇桓はベンチを温める日が続いている。