【MLB】世界一へ欠かせない8回・上原の存在。レッドソックス、懸案のブルペン陣改善で2013年の再現へ
今月5日に故障者リストから復帰した上原が快投を続けている。ブルペン陣に安定をもたらし、地区優勝は目の前だ。そして2013年の「奇跡の秋」の再現へ――レッドソックスのポストシーズンが始まる。
2016/09/25
Getty Images
好調投手陣、誰を枠から外すか
シーズンを通し好調をキープしてきた打線、さらに8月からは先発陣も安定感が出てきて、9月からは中継ぎも抜群の安定感を出してきた。プレーオフではより選ばれた投手がマウンドに上がることになるだろうが、その中でも上原のポジションは不動のものであるとカファルド記者は報じている。
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Red Sox relievers have improved so much that Farrell and his staff will have a difficult time trying to figure out who gets left off the playoff roster.
The configuration is dependent, in part, on the starting rotation. Right now the rotation looks like Rick Porcello, David Price, Eduardo Rodriguez, and Clay Buchholz, with Drew Pomeranz on the outs. Pomeranz would either be part of the bullpen or left off the postseason roster.
Clearly part of the bullpen for the playoffs are Kimbrel, Uehara, Ziegler, Ross, Barnes, and Kelly. Fernando Abad, Scott, Heath Hembree, and Junichi Tazawa are competing for one or two spots.
レッドソックスのブルペン陣は目覚ましい改善を遂げてきたが、こうなると首脳陣の悩みはプレーオフのロースターで誰を外すかになる。部分的に見ていくと、まず先発ローテーションは、ポーセロ、プライス、ロドリゲス、ポメランスと変えてバックホルツになるだろう。ポメランスは中継ぎに回るか、プレーオフのロースターから外れるかもしれない。
プレーオフのブルペンは、キンブレル、上原、ジーグラー、ロス、バーンズ、そしてケリーは固い。残りの1枠か2枠を、フェルナンド、Aバッド、スコット、ヘンブリー、田澤で競うことになるだろう。
シーズン終盤に向けて、安定感ある選手の誰を外すかで悩むのは非常にうれしい悩みとも言えるだろう。シーズン終盤のこの時期になって、弱点となっていた投手陣も強化されてきたレッドソックス。今季引退表明をしているオルティスのため、”win one for papi”(パピと共にもう一度世界一を)を合言葉に、覇権奪取の準備は整った。
出典:Koji Uehara has solidified Red Sox bullpen by Nick Cafardo