【MLB】上原、レ軍地区V貢献も米メディア「来季の再契約はもう一人のセットアッパーが優先?」
ボストン・レッドソックスは28日ヤンキース戦で3-5と敗れたが、2位ブルージェイズも敗れたため、3年ぶりのアリーグ東地区優勝が決まった。その中心に上原がいるが、早くも来季の契約について米メディアが言及している。
2016/09/29
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まるで生まれ変わったような投球
今シーズン、2013年以来3年ぶりの地区優勝がほぼ確実となったボストン・レッドソックス。9月を18勝6敗(9月28日現在)の猛チャージをかけ、2位以下を一気に引き離した。
そして28日ヤンキース戦で3-5と敗れたが、2位ブルージェイズも敗れたため、3年ぶりのアリーグ東地区優勝が決まった。
特に9月以降はブルペン陣の安定感が際立ち、地区優勝の原動力となった。
クローザーのキンブレルを筆頭に、途中加入のブラッド・ジーグラー、左のロビー・ロスJr、上原浩治と田澤純一の日本人コンビ、チーム最多登板のマット・バーンズ等が控え、そこにジョー・ケリーがブルペンに加わった。
今後のポストシーズンを勝ち抜いていくうえで、レッドソックスの大きな強みになるのは間違いない。
そんな状況の中、『Bo Sox injection』のブランドン・ニッケル記者は、Joe Kelly or Koji Uehara more important to re-sign ?(ジョー・ケリーと上原浩治、どちらの再契約がより重要?)と題し、両者の来季以降の契約について報じている。
上原の契約は今シーズン限り。一方、ケリーは2017、2018年とFAまで2年の契約を残しているものの、年俸調停権を有している。
同記者は、「9月にレッドソックスのブルペンが安定したのは、間違いなく2人の存在が大きい。しかしレッドソックスは、シーズン終了後の彼らとの契約について、そろそろ考えなければならない」と、来季以降のチーム構成について報じている。
現在41歳となった上原だが、2013年のワールドチャンピオン時に胴上げ投手となる等、チームへの貢献度は非常に高い。ジョン・ファレル監督からの信頼も厚く『Boston Globe』のニック・カファルド記者も、Uehara’s return from a pectoral injury has looked almost like a rebirth(胸部の故障から復帰した上原は、まるで生まれ変わったようだ)と報じているように、9月7日の復帰戦以降、9試合に登板し、9イニングを被安打5、失点0、奪三振11、被打率.172と、完璧に抑え込んでいる。