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【MLB】「タイトル取れれば」田中将大、悔やまれるラスト2試合。エースの価値は体調次第と再確認

田中将大は、防御率のタイトルこそ逃したが勝利や投球回で自己ベストを記録。地元紙は「成長」と高く評価した。しかし、K/BBは過去2年のほうが優れており、田中の価値は体調にかかっていると言えそうだ。

2016/10/04

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大きな故障なく、初の規定投球回到達

 しかし、それでも普段は辛辣な同紙も、基本的に健康体で乗り切った田中の今季に賛辞を送っている。そもそも、規定投球回数到達すら渡米3年目で初めてのことなのだ。

 実際、田中自身もシーズンをほぼ全うしたことを大きな収穫だったと考えているようだ。

“Just to be able to get to this point healthy, I think that means a lot to me.”
「(シーズン終盤の)この時期まで故障なく過ごせました。それはとても大きな意味を持つことだと思います」

 今季の田中は、勝利(14)投球回数(199.2)、奪三振(165)などで自己ベストを記録した。

 しかし、このような積み上げ式の記録以外を見てみると、K/BB(奪三振と与四球の比率)は4.58でリーグ4位と優秀な値ではあったが、過去2年(14年6.71、15年5.15)はもっと秀逸だった。

 言い換えれば、田中の価値は、ひとえに体調(肘の状態)いかんであることを再確認させられた2016年シーズンだった。

出典:”Masahiro Tanaka makes progress with Yankees this season”@ The New York Daily News by Peter Botte in Oct. 2nd 2016

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