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【MLB】田澤、レッドソックス退団濃厚? 地区シリーズロースター外、7月の怪我が「終わりの始まり」

過去4年間で256試合に登板、13年の世界一にも貢献した田澤純一は、今年の地区シリーズではロースター外となった。地元メディアは今オフの退団が濃厚だと見ている。

2016/10/08

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今後勝ち進んでも、ロースター入りの可能性は低い

 今シーズンは序盤の4~5月こそ防御率2.25と好調だったものの、5月末からは失点数が増加。怪我での離脱や夏場には炎上を繰り返した時期もあり、ホールド数こそ過去2年と同じだったものの、53登板、49.2イニング、防御率4.17はいずれもここ4年間でワーストだった。

 記事では、チームの田澤への評価の転換点として、7月の故障者リスト(DL)入りをあげている。

Tazawa, 30, fell out of favor in mid- to late-August, during a six-game span in which he allowed 10 earned runs. A right shoulder impingement in July was, in some way, the beginning of the end for his time as a trusted late-inning option.
田澤は8月中盤から終盤にかけての6登板にかけて10点を失ったことで、チームのお気に入りから外れた。7月に起こった右肩の故障は、信頼できるセットアッパーとしての彼の時間の終わりの始まりだったのだ。

 今シーズンのレッドソックスのブルペン陣は特に右投手が豊富。試合終盤を任せられるだろうキンブレル、上原、ジーグラーに加えケリー、バーンズもロースター入り。投手11人中5人と半数近くが右のリリーバーとなっている。

 今後レッドソックスが勝ち進めば、リーグチャンピオンシップシリーズ、ワールドシリーズとシリーズごとにロースターの変更が認められているが、そこで田澤が登録される可能性は低い。

 地元メディア『CSNNE』は、レッドソックスのロースターについての記事を掲載したが、そこでも田澤についての言及はロースターを外れたことのみ。

 一方で同じ中継ぎ右腕のヒース・ヘンブリーについてはファレル監督が「彼はよく働いてくれたが、相手打線との兼ね合いを見て(右にも左にも対応できる)ケリーを入れた」とコメントしたことを明かした。

 最後までロースター入りを迷ったことを明かしており、もしロースター中の右腕に不測の事態があった場合は、田澤ではなくヘンブリーがロースター入りする可能性が高い。

『ESPN』のボストン版も「田澤のレッドソックスでのキャリアは終わったのか?」として退団の可能性が高いことを匂わせている。9月29日の対ヤンキース戦のピッチングがレッドソックスでの最後の登板となってしまうのだろうか?

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