【MLB】ダルビッシュ、前田がポストシーズン先発へ。勝利のカギは?
今年の地区シリーズでは、ダルビッシュ有と前田健太が先発マウンドに立つ予定だ。
2016/10/04
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ダルビッシュ、伏兵と初回先頭打者に注意
今年の地区シリーズでは、2人の日本人投手が先発マウンドに立つ。レンジャーズのダルビッシュ有は10月7日の第2戦、ドジャースの前田健太は10日の第3戦が有力だ。
レンジャーズの対戦相手はまだ確定していない。ワイルドカード・ゲームの勝者、オリオールズ、ブルージェイズのいずれかと当たる。
ダルビッシュの通算成績を見ると、ブルージェイズとは今シーズンの対戦がなく、3勝2敗、防御率2.45。オリオールズには8月2日に6回1/3を投げ、3失点で黒星を喫した。2012年のワイルドカード・ゲームを含めれば、オリオールズ戦は2登板で2敗だ。この2試合を合算すると、防御率は3.46になる。
ブルージェイズの打者では、エドウィン・エンカーナシオンに16打数5安打(打率.313)、2本塁打と打たれているが、その一方で、ホゼ・バティスタは18打数1安打(打率.056)とほぼ完璧に封じている。オリオールズでは、本塁打王が有力なマーク・トランボを28打数4安打(打率.143)、1二塁打とよく抑えている。
むしろ、カギを握るのは、それ以外の打者との対戦かもしれない。
例えば、ダルビッシュは2012年のワイルドカード・ゲームで、オリオールズのJ.J.ハーディに先制タイムリーを含む2安打を打たれた。オリオールズには、8月2日にダルビッシュから2打席連続本塁打を放ったペドロ・アルバレスもいる。
また、ダルビッシュは12本塁打中8本をイニングの先頭打者に打たれていて(被打率.326)、初回の先頭打者は4本を数える(被打率.600)。この点は要注意だろう。