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【MLB】ダルビッシュ、前田がポストシーズン先発へ。勝利のカギは?

今年の地区シリーズでは、ダルビッシュ有と前田健太が先発マウンドに立つ予定だ。

2016/10/04

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ナショナルズ戦は初登板となる前田

 レンジャーズと違い、ドジャースはナショナルズとの対戦が決まっている。オープン戦を含め、前田はナショナルズ戦では一度も登板していない。

 レギュラーシーズンで、前田は14チームと対戦していて、それぞれのチームに初めて投げた14登板は6勝5敗、防御率3.40、2度目以降の18登板は10勝6敗、防御率3.55だ。防御率に気にするほどの差はない。

 ナショナルズに30本塁打以上はいないものの、8人が2ケタに達し、6人は20本以上を記録している。2ケタ盗塁も5人おり、投手としては息が抜けない。なかでも、注目したいのはトレイ・ターナーとのルーキー対決だ。前田が浴びた20本塁打のうち、ルーキーに打たれたのは2本だが、ターナーは13本塁打中7本をルーキーから打っている。

 他に挙げるなら、ブライス・ハーパーよりもダニエル・マーフィーだろう。臀部を痛めて9月21日以降の出場は代打の1打席だが、ポストシーズンではスタメン復帰が見込まれる。MVP級の成績を残しているマーフィーが100%の状態かどうかで、ナショナルズの攻撃力は大きく異なる。

Los Angeles Dodgers v Colorado Rockies

 昨年のポストシーズンで、マーフィーは6試合連続本塁打の最長記録を樹立した。また、マーフィーとターナーは右投手に滅法強く、対右の打率.354と.348は200打席以上のリーグ2位と3位だ。

 なお、ポストシーズン初登板で白星を挙げた日本人投手は、2008年の黒田博樹しかいない。その時の黒田と今回の前田は、広島からドジャースへ移って1年目というだけでなく、ホームで行われる地区シリーズ第3戦で投げる点も共通している。

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