【MLB】指揮官は指導法に不満? マーリンズ、バリー・ボンズ打撃コーチと来季契約延長せず
選手時代はスーパースターだったバリー・ボンズ打撃コーチはマイアミ・マーリンズから来季契約を延長しない旨、言い渡された。地元紙『サン・センチネル』はその理由に迫っている。
2016/10/04
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攻撃陣のデータ活用法に苦言も
情報筋によると、マイアミ・マーリンズのバリー・ボンズ打撃コーチは1年足らずでチームを去ることになったと地元紙の『サン・センチネル』で報じられた。
ボンズ打撃コーチの下、マーリンズはMLB打率4位の.263だったが、出塁率はMLB13位の.322、長打率はMLB27位の.394、そして1試合平均4.07得点に留まった。特に後半戦に入ってからの成績低下は目立ち、打率.251、そして1試合平均3.9得点だった。
マッティングリー監督は、9月24日時点で攻撃陣の準備に対しての不満を公にしていた。ボンズ打撃コーチを名指しで指摘することはしなかったが、提供されたテクノロジーやデータを選手たちにより活用させる責任は、コーチ陣にあるとも語っている。
“It’s using what’s available, the tools that are available to you, Sometimes as a coach you’re given information and you’re helping [the hitters] to keep it from being too much. What’s too much for you might not be too much for someone else. So I have to know, I have to keep this at this level right now for you, and we can get a little more complicated because you think a little differently and you look at it differently. So we have to know each player and how they look at it.
「与えられたもの、提供されているツールをどう活用していくか。コーチとして、時に提供された情報を活用すると同時に打者が情報を詰め込みすぎないよう手助けをする必要もある。だが自分にとっての情報の多さは、相手にとっては多すぎではないかもしれない。そのために知る必要がある。それぞれにあった適度の量を理解することで、考え方の違う選手に対してはより複雑な情報を与えて良いということを。そのため各選手を理解し、それぞれの考え方を知っておく必要がある」