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【MLB】指揮官は指導法に不満? マーリンズ、バリー・ボンズ打撃コーチと来季契約延長せず

選手時代はスーパースターだったバリー・ボンズ打撃コーチはマイアミ・マーリンズから来季契約を延長しない旨、言い渡された。地元紙『サン・センチネル』はその理由に迫っている。

2016/10/04

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一方で若手は成長も……

『サン・センチネル』のティム・ヒーリー記者によると、マッティングリー監督はシーズン中に、何度も対戦をした投手を攻略できないことに不満をもらしたこともあると報じている。

 今シーズン、フィラデルフィア・フィリーズのジェレミー・へリクソンとは6度対戦して、5度クオリティースタートを許した。極めつけは、最後の対戦では完封を許したことだった。

 マッティングリー監督はみんながビデオをもっと活用する必要性を語っている。

“There’s so much information. If you understand how to study, you will understand how to at least go after a guy. Now some guys will say, ‘Oh, I don’t like thinking like that. I don’t like looking.’ Those are the same guys that really just don’t want to put in the time.”
「情報は数多く出回っている。学ぶ方法を理解すれば、相手の攻め方ぐらいは頭に入れることができるはずだ。その中でも、そういう考え方はしない、(映像を)見るのは好きではないという選手はいるだろう。そういう選手たちは努力することに時間を費やさない選手たちと一緒だ」

 ボンズ打撃コーチは今季フランク・メネキーノ打撃コーチ補佐と二人体制で臨んだ。メネキーノ氏は2014、2015年打撃コーチを務めていた。

 それでも多くの若手選手が今季成長を遂げたと、ヒーリー記者は述べている。

 クリスチャン・イェリッチは打率.296、出塁率.376、長打率.486、HR21本、98打点をマークした。昨シーズン不調でマイナー落ちも経験したマーセル・オズナは好調な前半戦でオールスターにも選出されたが、後半戦はスランプに陥った。JTリアルミュートはキャリア初の3割以上でシーズンを終えた。

 若手が結果を残したにも関わらず、1年足らずでチームを去ることとなったバリー・ボンズ打撃コーチ。スーパースターに指導者としてまた新たなチャンスが今後訪れるには、データという現代野球を取り入れた指導が必要となるのかもしれない。

出典: Marlins part ways with hitting coach Barry Bonds after one season by Tim Healy in Sun Sentinel on October 3rd, 2016

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