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【MLB】青木宣親、打率は上々も1番打者として起用をためらう理由

MLBに移籍してから5年連続で.280台に乗せたシアトル・マリナーズの青木宣親だが、1番打者として起用を躊躇する、気になる数字がある。

2016/10/10

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打率は上々の数値だが……

 青木宣親は、今季、シアトル・マリナーズで118試合に出場して467打席に立ち、417打数118安打、4本塁打28打点、打率.283だった。
 
 規定打席には到達しなかったが、MLBに移籍してから5年連続で.280台、アメリカンリーグの平均打率は.257だから、アベレージヒッターとして、まずまずの成績を残したと言えるだろう。
 
 しかし、今季の青木には懸念すべき数字がいくつかある。
 
 ア・ナ両リーグで15以上盗塁を企図した選手は76人いたが、その成功率ベスト3人とワースト3人。
 
ベスト
1. クリス・オウイングス(ダイヤモンドバックス)21盗塁2盗塁死 成功率.913
2. ブライアン・ドージャー(ツインズ)18盗塁2盗塁死 成功率.900
3. ビリー・ハミルトン(レッズ)58盗塁8盗塁死 成功率.879
 
ワースト
3. カーク・ニューエンハウス(ブリュワーズ)8盗塁9盗塁死 成功率.471
2. アレクセイ・ラミレス(2球団計)8盗塁9盗塁死 成功率.471
1. 青木宣親(マリナーズ)7盗塁9盗塁死 成功率.438
 
 
 実は青木は、15以上盗塁を企図した選手の中で最も盗塁成功率が低かった。今季のMLB全体の盗塁成功率は.717だから、相当低い(イチローは10盗塁2盗塁死 成功率.833)。
 
 NPB時代の青木の盗塁成功率は.763(164盗塁51盗塁死)、昨年までのMLBでは.710(81盗塁33盗塁死)。
 
 抜群に高いとは言えないが、リードオフマンとしてまずますの数字を挙げてきた。
 それが、ここまで成功率が低いと指揮官は1番で起用することに躊躇してしまう。

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