【MLB】ダルビッシュ「相手有利のカウントで、彼らは速球を予測」。ポストシーズンワーストタイ、自身メジャー初の4被弾
4年ぶりのポストシーズン登板となったダルビッシュ。しかし、自己ワーストの4被弾で、チームも敗戦を喫した。4被弾は全て直球を狙い打たれたものであった。
2016/10/09
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被本塁打数の少ないダルビッシュ。まさかの事態
現地7日、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有はポストシーズン2戦目となる、トロント・ブルージェイズ戦に登板。自己ワーストとなる4被弾を浴び、5回5失点、被安打5、4奪三振、チームも3-5で敗戦を喫した。
レンジャーズのポストシーズン進出は2年連続だが、昨年ダルビッシュはトミー・ジョン手術を受け、出場が不可能だったため、4年ぶりのポストシーズン登板となった。
初回危なげなく3者凡退に抑えるも、2回の先頭打者、バティスタに四球を与えると、1死後に6番、トロイ・トロウィツキーに内角の直球を左翼席へ運ばれ2点を失った。5回には先頭の8番、ケビン・ピラーに内角高めの直球を左翼ポール際に、1死後に1番エゼキエル・カレラにど真ん中の直球を右中間へのソロ、そして2死から3番エドウィン・エンカーナシオンに内角低めの直球を左翼スタンドギリギリに運ばれ、この回だけで3被弾。
今回の登板で、ダルビッシュのポストシーズン通算成績は0勝2敗、防御率5.40となった。
ポストシーズンでの4被弾はMLB史上でもワーストタイ記録であり、最も直近で記録されたのは、2002年ミネソタ・ツインズのリック・リード投手(当時37歳)がオークランド・アスレチックス戦で記録したもので、今回で8度目の出来事となる。
ダルビッシュは、3被弾を受けたことはMLBのキャリアでも2度あるが、4被弾は初めてである。
HR/9という、27個アウトを取る間に何本本塁打を浴びるかという指標((被本塁打×9)÷投球回数で算出)が存在するが、セイバーメトリクスの総本山である『fangraphs』によると、ダルビッシュのHR/9は今シーズンが1.08、MLB通算では0.91となっており、今回のように、これほど被弾を浴びることは意外な結果だ。